こんにちは、Tanboです。
転職活動が、様々な事情で長期化してしまった場合、
なかなか先が決まらないし、お金がどんどんと無くなっていくなど、
不安や焦りが溜まりがちです。
かくいう僕も転職活動の際、なかなか内定を貰えず、
ほぼ1年のブランクを作ってしまったこともあり、
早く転職先を決めたい気持ちが先走り、見事に自分に合わない
仕事に就いてしまった苦い経験があります。
今回は、6年程求人広告業界で働いていた僕が転職失敗をしてしまった原因や、
その後に同じ失敗をしないためにやったことをご紹介します。
目次
1.焦って転職先を決めたことで失敗
2.転職活動中、意識的にメンタルケアを行う
3.求人広告から採用したい人物像と自分を比較する
1.焦って転職先を決めたことで失敗
転職活動を始めた当初は、仕事内容・待遇・職場での人間関係など、
前職と比較して改善したい点を優先順位をつけて会社選びをしていました。
しかし、ブランクが長くなってくると、当初決めていた希望条件などを
考える余裕が無くなり、とにかく内定を貰いたいという気持ちで転職活動を
行うようになりました。
そのような精神状態で転職活動を行なった結果は、無惨なもので、
やっと入社した会社は、オフィス内に、罵詈雑言が飛び交い、
時には暴力もあり、週2〜3回は終電に間に合わず先輩と自腹でタクシーで
家に帰るという地獄が待っていました。
具体的に転職活動で、失敗したなと思った点は、以下の2点です。
・人事担当のみの1次面接で採用が決まった
・会社の売り上げ推移、安定性で決めた
まず、「人事担当のみの1次面接で採用が決まった」点については、
採用という会社の未来を決める大切な事を社長や役員、
役職のある人が面接に参加しない時点で、「採用に本気ではない」、
「離職率が高く頻繁に採用活動をしている」などを疑うべきでした。
次に「会社の売り上げ推移、安定性で決めた」点ですが、
ブランクが長く続きお金もなくなっていた為、自分の興味・関心の向く仕事をしたいという
希望の優先順位が下がり、食いっぱぐれることはなさそうだという転職活動中の苦しさを
早く解消したい気持ちだけで入社を決めてしまいました。
そのせいもあって、業務内容に興味を持てないまま仕事をしてしまい当然成果も出せず、
結果、会社と個人共にメリットのない転職となってしまいました。
2.転職活動中、意識的にメンタルケアを行う
転職活動が長くなると、段々と“仕事をしていない自分”に対する引け目や社会からの
疎外感、孤独感といった感情が溜まりがちになります。
というのも、転職活動でやることは、「企業探し」「応募書類作成」
「面接やその対策」くらいで、1日24時間の中で占める割合は決して多くありません。
その為、空いた時間を意識して過ごさないと先々の不安や焦りもあり、
マイナス感情のコントロールが上手くできなくなり、転職活動自体にも影響してしまいます。
僕は、過去に1年程、転職活動を続けたことがありますが、
その間、このマイナス感情のコントロールが全く出来なかった為か、
人と会うことが嫌になったり、1日中寝て過ごしてしまったり、
そもそも転職活動自体をあまりやらなくなってしまったりと、
とても苦しい時間を過ごし、結果、余計に転職活動を長引かせてしまいました。
◆長時間、転職活動について考えすぎないこと。マインドフルネスをやってみた。
書類選考や面接の結果は、考えたところで何も変わりません。
まずは、転職活動以外の時間を別のことに費やせるようにしましょう。
とは言っても、転職活動が上手くいっていない時は、
そう簡単に別のことをやったとしても不安や焦りが頭から消えることは、
中々ありません。
そこで、まず始めたのは、マインドフルネスです。
初めて聞いた時は、ちょっと宗教っぽい香りを感じてましたが、
実際にやってみることで、ずっと頭にこびりついていた不安や焦りを
少しずつ忘れる瞬間を作ることが出来るようになりました。
具体的には、以下のような手順を行います。
1.楽な姿勢を作る。
座っても、立っても、寝ても良いので身体に負担の掛からない
姿勢をとります。
2.目をつむる。
視覚を遮断することで集中力を高めます。
3.ゆっくりと深呼吸を繰り返す。
呼吸の音や流れに意識を集中するようにします。
そうすると、初めはほんの一瞬かもしれませんが、
呼吸や自分の感覚に集中することで、不安・焦りを忘れることが
できます。
ただ、不安や焦りは、なかなかしつこいもので、頭の隅から何度も
浮かび上がってきます。
その時は、上記の1〜3の手順を繰り返し、少しずつで良いので、
不安・焦りが消える瞬間を増やして、心を休めてあげましょう。
◆小説を読む。
小説は、物語に没頭することで現実から意識を切り離すことが
できるのでおすすめです。
ここで、大切なのはビジネス書ではなく『小説』を読むことです。
ビジネス書は、頑張ろう、もっとやろうと意識の向上にはいいと
思うのですが、心を休めることには向いていません。
就職活動中は、お金を節約したいので、僕は「小説家になろう」
と言うサイトの小説を手当たり次第に読んでいました。
異世界転生物や、チート物が多いので現実逃避にはぴったりです。
ただ、ハマり過ぎると現実に戻れなくなるのでご注意を。
3.求人広告から、自分の希望に合うかを見極める方法
求人広告内容と実際に入社した会社の職場環境が違うことは、
本当によくあります。
その為、少しでもミスマッチが起きないように、広告内容の中身と
自分の求めている職場環境とを比べながら、応募する企業を選ぶ
ようにしました。
◆この採用は、増員募集なのか欠員募集なのか?
増員募集の場合、単純に現在、人が足りていない状況なので、
同じ仕事をしている先輩がいますが、なかなか付きっきりで仕事を
教えてもらうと言う時間が取れない可能性が高いです。
ただ、未経験でもOKの場合が多いので、即戦力として結果を求め
られることは少ない為、ゼロから仕事を覚えるのには良い環境と
言えます。
欠員募集の場合は、現在その仕事をしている人と同じだけの能力を
求められる為、即戦力として働けるスキルが必要になります。
また、現任の人が入社後すぐに退職してしまう場合もあるので、
引き継ぎの期間がどれだけ取れるのかは、面接でしっかりと
確認しましょう。
さらに、現任の人が退職している場合は引き継ぎ資料のみで仕事を
始めなければいけない為、社員教育をきっちりとして欲しい人に
とっては難しい環境になる為、その点も要注意です。
◆どんな人が活躍しているか
求人広告の訴求の仕方の1つに、現在活躍している人を中心に広告
作りをする手法があります。
例えば、「前職は、今とは全く違う仕事でしたが、前職の〇〇の部分
が今の仕事に生かされています。」など
未経験の募集を狙う場合、これらの広告から、自分との共通点を
見つけると面接の時にアピールがしやすくなる為、おすすめです。
転職活動は、孤独なことも多く、長期になればなるほど、
精神的にも金銭面などの実生活においてもストレスが掛かります。
今回は、そんな人が少しでも転職活動中の期間を楽に過ごせるよう、
僕の経験談を踏まえ、紹介させて頂きました。
自分に合った、良い転職先が見つかるよう願っています。